2014年4月6日日曜日

レベルの差

つながれている気性の荒い馬のそばを武士が通りかかった。

馬がすかさず蹴りを喰らわそうとしたが、武士はさっとよけた。

「さすが修行を積んでいるだけある」と人々は褒めた。

すると同じところをその武士の師匠が通りかかった。

「弟子であれだけだから、さぞ見事な身のこなしだろう」と人が見守っていると

師匠は馬の脚の届かないところを歩き抜けた。




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